Blog

2022/01/28 13:00


今日はお米の品種の話。
コシヒカリやあきたこまちなど、有名な品種はみなさんもご存知だと思いますが、実はすごい数の種類があるんです。
今日はそんなお話です。



■品種の数
まず、お米を大きく分類すると「うるち米」「もち米」「酒米」の3種類に区分できます。
「うるち米」はコシヒカリに代表される毎日のご飯として食べられるお米を指します。
「もち米」は字の如く餅に適したお米であり、通常「うるち米」に20%前後含まれるアミロースの含量が0%という違いがあります。
「酒米」は日本酒の醸造に適しており、大粒で、粒の中心部に心白と呼ばれる白く濁った部分があるのが特徴です。

令和元年産の種類別銘柄設定数はうるち米で824種類となっており、内新規に設定された品種も37種類あります。
内、実際に主食用として栽培されている品種は300種類程ですが、数字からもわかるように、日本では非常に多くの種類の米が栽培されています。ちなみに、もち米は132種類、酒米は223種類が設定されています。

■お米の生産量と品種別の作付割合ランキング
平成30年産の収穫量は水稲で776万tであり、同年の品種別の作付け割合は下表の通りです。
上位3品種で50%以上を占める割合となっており、いかに名の知れた品種に作付けが集中しているかが分かります。
この割合は、近年ゆめぴりかの生産量が増えたために10位が変わりましたが、ほぼ変動することなく推移しています。

コシヒカリ 35.0% 新潟県など
ひとめぼれ 9.2% 宮城県など
ヒノヒカリ 8.6% 熊本県など
あきたこまち 6.8% 秋田県など
ななつぼし 3.4% 北海道など
はえぬき 2.8% 山形県など
キヌヒカリ 2.2% 滋賀県など
まっしぐら 2.0% 青森県
あさひの夢 1.6% 栃木県
ゆめぴりか 1.5% 北海道 

Blog Top